2013年11月22日

122. 晩秋の防衛戦(12)

蜜蜂さん襲撃後編12.png

実戦経験を積んで余裕が出て来たミツバチ防衛軍。貯蜜も充分、なんとかこのまま逃げ切りたいところ。

実際にはやっつけたオオスズメバチの亡骸を協力して外に出すことはなく、西洋ミツバチならプロポリスで包み込むかもしれませんがニホンミツバチさんは各種居候同志に処理を委ねるようです。

このような籠城作戦のまま1ヶ月以上も持ちこたえることも自然界では珍しくありません。見守る人がオオスズメバチしか見かけなくなり、てっきり占拠されてしまったのだと思っていたところ、寒くなってオオスズメバチの繁殖期が終わった頃、ミツバチさんたちが大勢出て来て驚いた、というようなケースがしばしば報告されています。越冬もそうですが、長期の見通しを立てて行動するというのが驚きです。

攻めるオオスズメバチも「いける」と思ったのに目測を誤ってしまうのは他に選択肢が無かった場合なのか、はたまた種としてニホンミツバチさんの知恵に追いついていないのか。

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posted by せいちんデザイン at 07:41| ミツバチ漫画

2013年11月21日

121. 晩秋の防衛戦(11)

蜜蜂さん襲撃後編11.png

ついに実戦!

「ベタベタ」以外は全て実際にニホンミツバチさんが行う戦法です。この話を描いているうちにどんどん情が移り、私自身が門番Cくらいの距離感でこの巣に住んでいるような気分なので、どうも犠牲が出るのがつらくて…。

藁や小枝を芯にすると迅速に団塊が形成されるのも本当ですが、このための素材を予め用意して意図的に芯を作ることはまだ行っていないようですが、時間の問題かもしれません。

ここでは作戦会議のあと、雄蜂殿下は陣頭に立たずに作戦が遂行されていますが、実際でも他の生活全てについてと同様に司令塔なしで粛々と行われます。まさに超個体たるミツバチ国家の面目躍如! …でも事前に会議しているかもしれないですよね!

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posted by せいちんデザイン at 06:40| ミツバチ漫画

2013年11月20日

120. 晩秋の防衛戦(10)

蜜蜂さん襲撃後編10.png

再びですが、「顎」は用法上は「歯」だと思ってください。オオスズメバチの強烈な毒針は主に巣を脅かす体の大きな哺乳類に対する防衛用で、他の昆虫相手には頑丈な大顎で「噛み殺し」ます。弱い相手は噛み殺し、あるいは翅や武器を切り落として相手に応じて瞬時に無力化する優秀なハンターです。例えばカマキリなどは飛びかかって武器である大鎌を切断、攻撃力を奪ってゆっくり肉団子にします。かっこいい…けどミツバチさんから見たら怖過ぎますよね。

次々飛びかかって団塊の中に封じ込めて熱殺するまでに、最初の方に飛びかかった何匹かはこの顎の犠牲になってしまいます。

固い物がダメなら噛んでも粘る柔らかいものは? これぞ柔能く剛を制す! …ちょっと意味が違うでしょうか?

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posted by せいちんデザイン at 06:37| ミツバチ漫画